A01

生体の自律的秩序化における「細胞由来の力作用」の役割

「細胞由来の力作用」が、生体の自律的秩序化における細胞間コミュニケーションを制御する仕組みを解明します。

A01-1

体細胞と生殖細胞パターンの秩序化を創発する力学化学クロストーク

本研究では、初期胚が細胞分裂と極性化を介して「細胞運命の空間パターン」を獲得する仕組みを解明します。胚発生で起こるパターン形成が、細胞スケールから組織スケールへと拡張する過程で、力学作用と化学反応がカップリングする機構を明らかにすることで、生体設計の基本原理を解き明かします。

A01-2

組織パターン形成を制御する力学化学クロストーク

本研究では、空間的に一様な細胞の集合塊が機能的なパターンを獲得する機構を理解することを目指します。哺乳類の胚に見られる細胞塊をモデルとし、細胞の対称性の破れとそれに続く組織パターン形成を可能にする力学作用、さらにはこの力学と相互作用する化学反応を明らかにし、胚発生の基本原理を解き明かします。

A01-3

メカノ-ゲノムクロストークが制御する上皮組織の自律的秩序化

本研究はショウジョウバエ胚の原腸陥入をモデルとし、空間トランスクリプトーム解析や力学計測、力と組織変形の操作技術を駆使してメカノ-ゲノムクロストークの機構を解明します。そして、このクロストークにより胚発生において力と運命が秩序化する原理を追求します。

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